このたびのグローバル拠点都市への認定がコロナショックで深刻な打撃を受けた中部圏経済にとって、イノベーションによる新たな価値の創出、新しいビジネスの芽吹きを促す糸口となり、これをけん引するスタートアップの創出・躍進の起爆剤になることを期待いたします。
昨年の７月、中経連は、名古屋市や名古屋大学などの協力を得て、中部圏におけるイノベーション拠点を目指し、「ナゴヤ イノベーターズ ガレージ」を稼働させました。
今回の認定は、当地域のグローバルな知名度を高め、企業経営、ビジネスモデル、科学技術開発、物流システム、街づくりなど様々な分野でのイノベーションの発火点を作り、付加価値の高い新産業や、スタートアップを創出し続けるエコシステム形成の大きなチャンスとなります。
「Central Japan Startup Ecosystem Consortium」が、中部圏の産官学の力を結集する核となり、このチャンスと、ものづくり基盤や先端研究の集積などの当地域のポテンシャル、「ナゴヤ イノベーターズ ガレージ」「なごのキャンパス」「ステーションＡi」、浜松地域の「ＦＵＳＥ」「はままつトライアルオフィス」等の拠点を活かし、エコシステムの形成を推進・加速させ、その効果を中部圏全体に波及させていきたいと考えます。

一般社団法人中部経済連合会
会長     水野  明久