2020.7.10
活動報告
ナゴヤ イノベーターズ ガレージは、当地域のスタートアップ企業への活動支援の一環として、中部圏企業とのマッチングを図っている。本取り組みをさらに加速させるため、名古屋大学オープンイノベーション拠点OICXとの共催 イベント「名古屋大学OICXピッチ」を月1回ペースで実施していく。
第1回は、5月27日(水)、新型コロナウイルス感染症対策としてオンラインで開催した。
継続的な開催で企業同士をマッチングする
第1部では、名古屋大学発ベンチャー企業など8社が登壇し、それぞれ5分間のピッチ(プレゼンテーション)を実施。その後、コメンテータの質疑応答やピッチスキル向上のアドバイスを受け、登壇者は新たなアイデアの創出に手応えを感じていた。
当地域は、スタートアップ関連の活動では東京と比較して遅れをとっているが、ピッチイベントを通じ、スタートアップ企業と中部圏企業のマッチングを加速させるとともに、継続的に開催することで、地域全体のピッチスキルの向上にもつなげていきたい。
オンラインを活用した交流
第2部では、登壇者と参加者の交流会を実施。新型コロナウイルスの影響により、対面式交流を自粛せざるを得ない状況においても、交流活動が停滞しないようオンラインを活用した。登壇者ごとに立ち上げたウェブミーティングにピッチを聞いて興味を持った参加者が参加し、ピッチよりさらに掘り下げた質問をするなど、交流を深めた。
ナゴヤ イノベーターズ ガレージは、今後も他拠点と連携したイベントなどの開催を通じて、当地域におけるスタートアップ企業の活動をバックアップするとともに、中部圏経済の活性化を図っていく。
【今回の登壇者】
◆OnClouds Inc. 代表取締役 清水 政行 氏
多数のロボットと人をつなぐプラットフォームを開発。ロボットと人が共創して豊かな社会を形成する為の基盤となる技術とプラットフォームを提供する。
◆(株)マップフォー CEO 橘川 雄樹 氏
自動運転関連の3次元地図や位置推定技術を開発。車だけでなく、バックパックやドローンにも搭載が可能で、多様なデバイスから3次元地図データの収集ができるため、幅広い分野での利活用を目指す。
◆(株)Acompany 代表取締役CEO 高橋 亮祐 氏
秘匿計算システムの設計、開発、販売。データを暗号化する高精度な分析を可能にする最先端の秘匿計算サービスを提供。
◆(株)Froom 代表取締役CEO 水元 陸大 氏
学校と教育事業者をつなぐ、教育コンテンツプラットフォームの開発。教育事業者の動画コンテンツを、学校教育向けにアレンジして授業に活用。
◆名古屋大学実践データサイエンティスト 育成プログラム 中岩 浩巳 氏
名古屋大学のデータサイエンティスト育成プログラム。オンラインでの授業に加え、企業の実データをもとに課題を解決する実践型のカリキュラムを提供。
◆(株)TOWING 代表取締役CEO 西田 宏平 氏
デザイナーソイル技術を利用した宇宙栽培システムを構想。循環型栽培が可能な人工土壌をデザインすることで、低環境負荷な農業の実現や、農作物栽培をわずか1年で開始できる 土壌をつくる。
◆チームふれAI 加納 健良 氏
家族の声のアルバム「ふれAIレコーダー」を開発。子供の会話からAIが喜怒哀楽を認識し、その前後の音声を記録。その時にしか聞けない、日常にある見逃しがちな幸せを自動的に記録する。
◆(一社)モビリティと人のデータラボ 理事 島崎 敢 氏
高齢者が元気に暮らせるモビリティ社会の実現に向けて活動。これまでに約400名の高齢ドライバーの認知機
第2回(2020.06.25)は、会場参加とオンライン参加を併用して開催した