人材育成委員会は、12月5日(木)、2019年度の第2回委員会をナゴヤ イノベーターズ ガレージにおいて開催し、委員長の神野副会長をはじめ36名が参加した。

神野委員長の挨拶に続き、事務局より①「企業・人材プール」の利用拡大に向けた取り組み状況、②「学生と若手社員のフォーラム」の試行について報告を行った。

委員からは、①に対して「大学と企業が事前打合せを対面で行うことや、中経連事務局との連携強化によりマッチング率を高めていくことが重要」、②に対して「若手社員にとって経験が広がる良い機会なので積極的に参加したい」「働き方改革や今後の定年延長の動向など、企業を取り巻く環境変化とその対応を学生に話してほしい」などの意見が出された。

その後、(株)パーソル総合研究所取締役副社長の櫻井功氏を講師に迎え、「未曾有の変化を迎える日本の労働市場とこれからの雇用の姿」と題した講演会を行い、デジタル社会、グローバルな人材の流動性向上など、労働市場の変化に対する専門家の見方や課題認識を委員と共有した。

今後は、中部圏が目指すべきシナリオと、その実現に向けた中経連としての課題と取り組みのあり方を検討していく予定である。