12月11日(水)、中経連および名古屋商工会議所は、ホーチミン国家政府学院副学院長（研修団団長）のグェン・ヴィエット・タオ氏、首相府副官房長官のグェン・ズイ・フン氏をはじめとするベトナム幹部研修団との懇談会を名古屋市内にて開催した。中経連からは、藤原常務理事事務局長をはじめ会員企業から４名の代表者が参加した。

はじめに、フン氏から「ベトナムの対外経済政策」をテーマに、日本とベトナムの協力関係の促進に向け、電子機器や自動車などの裾野産業の連携強化、進出企業に対する優遇政策の整備促進、投資家の保護などについて説明があった。

引き続き、ベトナム中南部の沿海地方にあるクアンナム省の幹部から「日本企業への期待」をテーマに、日本からベトナムの裾野産業に対する支援の必要性、クアンナム省への日本人観光客の来訪促進、農業分野における協力の可能性などについて説明があった。

その後、中部側の企業代表者が自社の事業紹介を行い、続いて、ベトナムと中部圏との交流促進、現地での技術者の採用・育成や事業ライセンス取得に関する課題、投資環境の整備促進への期待について意見交換を行った。