2019.12.25
イベント・セミナー
次の30年を担う若手のネットワークづくりを目的とした、大学・企業の異分野・異業種交流会として、第48回「Next30産学フォーラムneo」を開催いたします。講師2名による講演・ワークショップが行われます。
まず、愛知大学の冨村先生から、「ファイナンス理論に基づいた個人の資産運用」と題し、伝統的なファイナンス理論と行動ファイナンスの概要の説明や、「老後2,000万円問題」にも触れながら個人にとって望ましい投資スタンス等についてプレゼンテーションが行われます。
次に、三重大学の狩野先生から、『知財の「ち」~イノベーションへの第一歩 特許登録~』と題し、イノベーションのためのツールとなっている特許について基礎知識の紹介があり、三重大学における実際の事例を用いた、特許庁審査官への対応(「拒絶理由通知」への応答)に関するプレゼンテーションが行われます。
講演終了後は、懇親会を行います。
日 時:2020年2月3日(月)18:00~21:30
場 所:ナゴヤ イノベーターズ ガレージ コラボレーションエリア
定 員:40名程度(要申込。先着順)
会 費:1,000円(懇親会費込み)
対 象:異分野交流に興味ある40才代までの方
(中部経済連合会会員/ナゴヤ イノベーターズ ガレージ会員)
<プログラム>
◆講演(18:05~18:55)
『ファイナンス理論に基づいた個人の資産運用』
愛知大学 経営学部 准教授 冨村 圭 氏
〔内容〕
金融庁の金融審議会 市場ワーキング・グループが、2019年6月3日に発表した報告書「高齢社会における資産形成・管理」の中において、老後に年金で生活するには2,000万円が不足するとの報告をした所謂「老後2,000万円問題」について、本講演では公的年金制度とそれを補完する私的年金制度を概観することで、独り歩きした感のある「2,000万円」の妥当性について議論する。
またOECDの調査によると日本人の金融リテラシーは、国際比較においても低く“金融知識”も十分とは言えない状況である。そこで、本講演では伝統的なファイナンス理論の概要と、行動ファイナンスの概要について説明を行い、その違いを実感していただき、理解を深めていただくことで今後の一助にしていただきたい。
◆講演(19:00~19:50)
『知財の「ち」~イノベーションへの第一歩 特許登録~』
三重大学 地域イノベーション推進機構
准教授 知的財産統括室副室長 狩野 幹人 氏
〔内容〕
プロパテント(「グローバル競争-新しい現実(通称:ヤングレポート)、1985年」)を経て、プロイノベーション(「イノベート・アメリカ(通称:パルサミーノレポート)、2004年」)の時代となった。その流れにおいて、知財、とくに特許は、ビジネスモデルとともにイノベーションのためのツールとなっている。
本講演では、イノベーションへの第一歩として、知財、とくに特許の基礎知識を知ってもらい、三重大学における事例を用いて特許庁審査官への対応(「拒絶理由通知」への応答)をワークショップ形式で理解を深めてもらいたい。
◆懇親会(20:00~21:30)
主催:一般社団法人中部経済連合会