2017.4.21
活動報告
中経連は4月19日(水)、長野県との懇談会を開催し、双方の今年度の事業計画に関する情報の共有化、意見交換を行った。長野県からは阿部知事、中島副知事をはじめ7名、中経連からは豊田会長、山浦副会長をはじめ8名が参加した。
懇談概要は以下のとおり。
豊田会長は、長野県が昨年5月に策定された「長野県航空機産業振興ビジョン」に基づき、信州大学の研究講座開設による高度人材の育成や工業技術総合センターによる研究開発の支援など、多くの施策に取り組んでおられることに触れ、中部圏が進める航空宇宙産業クラスターの発展に向けて、引き続きお力添えを賜りたいと述べた。
阿部知事は、外国人延べ宿泊者数が昨年100万人を突破した観光産業の広域化や海外へのPRの強化に加え、「アジアの航空機システム拠点」づくりの推進、低学年からの教育・人材育成のあり方の検討など、新年度の施策の重点方針や次期総合5か年計画策定に向けた考え方について述べられた。
その後、自由懇談に移り、滞在型の観光地づくり、広域連携による地域の活性化、リニア中央新幹線開業を見据えた地域・まちづくり、航空宇宙産業に加えて農業など県内産業の裾野の拡大、大学教育の枠組みや留学生の定着支援などについて幅広く意見交換を行った。