2017.4.7
プレスリリース / 活動報告
昇龍道プロジェクト推進協議会(会長:豊田中経連会長)は、3月24日(金)、第8回協議会を岐阜市内にて開催した。議事では、平成29年度の活動方針が承認された他、外国人延べ宿泊者数を「平成32年までに1400万人泊」とする目標が新たに設定された。
豊田会長は、「どこの誰に、何を、どの様にという具体的なマーケティング戦略が必要」と発言するとともに、宿泊供給能力について、「旅館では、例えば泊食分離を進める等、お客様ニーズに合わせながら受入を拡大していくべき」と指摘し、目標達成に向けた課題等をあげた。また、本協議会の事務局を務める中部広域観光推進協議会のDMO化(詳細下述)について報告を行った。
協議会の冒頭には、日本酒を通じた観光振興等に取り組む(株)コーポ・サチ代表取締役の平出淑恵氏へ、3人目となる昇龍道大使の委嘱状を交付した。平出氏には、昇龍道エリアにある日本酒文化の世界発信、さらには「酒蔵ツーリズム®」醸成への貢献が期待される。また、協議会終了後には、昇龍道大使を務める中野良子氏による講演会「日中国交正常化45周年、新たな文化交流」を開催した。
広域連携DMO「中央日本総合観光機構」設立へ
2017年5月、広域連携DMO(※)として(一社)中央日本総合観光機構が設立される。これは、昇龍道プロジェクトの事務局をはじめ中部北陸9県の観光振興に取り組んできた中部広域観光推進協議会を発展的に改組するものである。
最高経営責任者(CEO)には豊田中経連会長が就き、最高執行責任者(COO)には英国人のAshley John Harvey(アシュリー・ジョン・ハーヴィー)氏が就任する予定となっている。
徹底的なマーケティングをベースに、ターゲット市場別のコミュニケーション戦略を実行するとともに、観光資源の磨き上げ・新規開発に取り組む等、中部・北陸9県の世界的な観光ブランド化を目指していく。
なお、新組織の設立総会は、5月26日(金)に名古屋城本丸御殿にて開催予定となっている。
(※)DMOとは:
Destination Management/Marketing Organization の略。
様々な地域資源を組合せた観光エリアの一体的なブランドづくり、ウェブ・SNS等を活用した情報発信・プロモーション、効果的なマーケティング、戦略策定等、観光地域づくりの舵取り役を担うプロフェッショナル組織
Ashley John Harvey 氏
<Harvey氏の主略歴>
レスター大学(英国)MBA
前VisitBritain(英国政府観光庁) 日本・韓国代表