2016.9.15
活動報告
中経連は、9月2日(金)、「ITA拡大交渉及び環境物品交渉に関する説明会」を名古屋市内にて開催し、約25名が参加した。
政府はTPPをはじめとする自由貿易拡大のための各種交渉に取り組んでいる。この自由貿易交渉の一環であるITA*交渉は妥結され、環境物品交渉は年内妥結を目指している。中部圏には製造業を中心とした輸出企業が多く、関税の撤廃あるいは大幅引き下げは輸出や生産に影響を与えることが予想され、多くの企業が関心を持っている。
そこで本説明会では、経済産業省通商政策局通商機構部通商交渉調整官の平塚敦之氏を講師に迎え、「IT関連製品、環境関連製品についての関税撤廃交渉」について説明をいただいた。
説明によれば、「妥結したITA拡大交渉、年内妥結に取り組んでいる環境物品交渉ともに、対象品目が大幅に拡大されている。企業においては自社製品が対象品目であるかどうかを見極め、今後の活動に活かされたい」と述べられた。
参加者は平塚氏の説明に熱心に耳を傾け、説明会は盛況裏に終了した。
*ITA(Information Technology Agreement):
現在82メンバーにて構成される半導体、PC、携帯電話等、157品目のIT関連製品の関税撤廃の合意