中経連では、企業活動支援の一環として､広く会員の方々に大学､公設試験場や研究所での取組みについて紹介する活動を実施している。今回は、産業界の視点から「地域企業の抱える技術課題の解決とイノベーション創出をめざす独立行政法人産業技術総合研究所(産総研)との連携」について具体的に体感して頂く機会として､9月29日(月)、産総研中部センターの見学会を開催し､会員法人･団体から42名が参加した。

同センター立石所長から､「これまで以上に地域企業との連携を積極的に進めていきたい」とする旨の挨拶があり、次いで、産総研及び産総研中部センターの概要説明と企業支援についての説明があった。ラボツアーでは「次世代自動車･航空機」「創エネ･省エネ」「ヘルスケア･環境」の各領域の先端研究について､各研究室を訪問しながら解説を受けることで研究内容の理解を深めた。見学会の終わりには､今後の連携につなげる場として参加者と同センター職員との交流会を実施した。

参加者アンケートでは､「産総研の研究内容を良く理解することができた」「今後の事業展開の参考になった」「今後､産総研との連携を検討したい」など、参加者の約85%から「満足･ほぼ満足」の評価が得られた。中経連では､これからもアンケートのご意見･ご要望を取り入れながら､大学､公設試験場や研究所での取組みを紹介していく。