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「東海地方経済懇談会 『経済の好循環を実現する』」を開催

中経連は3月12日(水)、日本経済団体連合会、東海商工会議所連合会との共催により「経済の好循環を実現する」をテーマに、東海地方経済懇談会を名古屋市内にて開催した。米倉経団連会長、三田中経連会長、岡谷東海連会長をはじめ会員約250名が参加した。

 

第一部では、経団連からの活動報告(①日本経済発展の道筋、②TPP交渉の動向、③教育改革の推進、④企業間のBCP/BCM連携の強化、⑤社会保障制度改革のあり方、⑥道州制実現に向けた取組 など)、ならびに、東海側の活動報告(①日本のものづくりの事業継続性向上と競争力再生、②リニア開業を機とした地域づくりの推進)を行った。

中経連からは、佐々木副会長が「日本のものづくりの事業継続性向上と競争力再生」をテーマに、(1) 巨大地震に備えた事業継続性の向上、(2) 本会が今年2月に公表した提言「日本のものづくりの競争力再生と産業構造転換の促進の概要、(3) e-EXPOの普及促進3点について活動報告を行った。

 

第二部では、航空宇宙産業振興への取組み、エネルギー・環境政策、地域活性化イベントやインフラ整備について意見交換を行った。

中経連からは、加藤副会長が「航空宇宙産業振興への取組み」をテーマに、(1)中部圏における航空機産業の現状、(2)将来(設計・製造・保守管理までの一貫体制をもつアジア最大の航空宇宙産業クラスター形成をめざすこと)、(3)競争力強化や人材育成など当面の課題について説明し、経団連の支援・協力をお願いした。

また、水野副会長が「エネルギー・環境政策」をテーマに、エネルギーを取り巻く状況や、本会が昨年10月に取りまとめた 意見書 等について説明し、安定・安価なエネルギー供給体制の回復やエネルギー基本計画の早急な見直しを訴えるとともに、エネルギー政策と整合のとれた環境政策の実現に向けて経団連と中部経済界が引き続き連携しながら取り組んでいくことなどを要望した。

 

最後に、米倉会長が総括を、三田中経連会長が閉会挨拶を述べ、会議を終了した。時宜を得た課題について活動報告や意見交換が行われるとともに、経団連との連携強化を図ることができ、有意義な懇談会となった。

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