2013.1.11
会長コメント / 活動報告
1月9日、中経連は中部経営者協会、名古屋商工会議所、中部経済同友会とともに、新年恒例の「経済4団体新春賀詞交歓会」を名古屋市内にて開催し、約800名が出席した。
主催4団体を代表し、山田中部経営者協会会長が新年の挨拶を述べ、大村愛知県知事の祝辞、河村名古屋市長による乾杯の後、出席者一同で景気回復など大いに期待し、新年を祝った。
これに先立ち、4団体代表者の記者会見が行われた。三田中経連会長は、挨拶の中で「今年は癸巳(みずのと・み)の年。進取創造的に物事を推進する年とも言われている。中経連は、今年、2020年をターゲットとした『中期活動指針2020』や中部圏の将来を見据えた『グランドデザイン』を策定するなど、中部圏のさらなるステップアップを目指し、会員の皆様と力をあわせて全力で取り組んでいく。」と今年の抱負を語った。また質疑応答での発言要旨は以下の通り。
<TPPについて>
・わが国の国益に沿うかたちで一日も早く交渉に参加すべきである。TPPの交渉は21分野に及ぶ。交渉に参加し、不利になる分野に対しては政策によって補完するなど、総合的にみてわが国の国益に沿うよう対応していくことが重要と考えている。
<エネルギー政策について>
・電力供給不安は企業の海外流出を加速させることにもなる。2030年代に原子力発電の稼働をゼロとする「革新的エネルギー・環境戦略」は、わが国の将来に深刻な影響を及ぼすものであり、深い憂慮を禁じ得ない。新政権には、将来の原子力のあり方や電源のベストミックスを冷静に検討し、現実的なエネルギー政策を確立し、実行することを強く望む。