人材育成委員会は、10月24日(木)、2019年度の第1回委員会を開催し、委員長の神野副会長をはじめ29名が参加した。

神野委員長の挨拶に続き、事務局より中経連の人材育成に関する主な取り組みとして、「企業・人材プール」の拡充に向けた活動と「ナゴヤ イノベーターズ ガレージ」での活動について報告を行った。その後、今年度の人材育成委員会の取り組み方針(案)を説明するとともに、「新卒採用を取り巻く環境の変化」「今後の労働市場の見通しの難しさ」「日本的雇用慣行の問題点」など、人材育成を取り巻く課題認識を共有し、意見交換を行った。

委員からは、「さまざまな問題が複雑に絡んでいるが、産業界の立場から、女性・シニア・外国人に特化して取り組むのは一つの戦略」「女性の活躍にはさまざまな課題があるため、社会全体で取り組む必要がある」などの意見が出された。

今後、新たにキャリア教育の拡充に向けた取り組みに加え、有識者の講演会を組み合わせた委員会を開催し、労働市場の変化をはじめとする将来の動向を見据えた人材育成の課題に関する調査や研究を実施し、具体的なアクションにつなげていく予定である。