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地域産業活性化委員会および長野地域会員懇談会(10/4)報告

10月4日(木)、地域産業活性化委員会および長野地域会員懇談会を長野市内にて開催、山浦副会長、水野副会長をはじめ12名が参加した。
山浦副会長が委員長・座長を務め、参加者間で、人材の確保や育成、伝統工芸の振興、業務効率化・生産性向上等、地域が直面している課題を中心に活発な議論が交わされた。
参加した地域会員から提議された意見の概要は以下のとおり。

◆人材確保・育成
・他大学と連携して留学生の就職活動に対する各種支援(ビジネスマナー等)を展開している。
・外国人技能実習生が従事する対象業種を拡大するとともに、サポート体制を充実することが必要。
・転職希望者の適性にあった仕事を紹介できるプロデュース人材が活躍できる仕組みが必要。
・国際競争力を見据えた官民連携による英語教育の強化が必要。
・エネルギーインフラの構築・維持には地道な取り組みが必要であり、幼少期から日本のエネルギー問題に対する啓発が重要。

◆伝統工芸の振興
・大量生産品と違い、つくり手の温もりや芸術性の伝わる伝統工芸品は、地域のユニークな文化の代表であり、大切にすべきもの。
・日本人のみならず外国人観光客に対して伝統工芸の魅力を訴求することが重要。
・伝統工芸の振興に向けて目的・理念を確立することが必要。

◆業務効率化・生産性向上
・中小企業にはAI、IoTの専任者を抱える余裕がなく、これらの活用に向けて何をすれば良いのか分からないため、具体的な導入事例や対応策の教示が必要。
・業務効率化・生産性向上の実現に向けて、トヨタ生産方式は大変参考になる。ノウハウの共有・普及について支援を求める。

◆社会インフラの整備等
・中部横断自動車道の整備に時間がかかっている。物流網およびリダンダンシー構築に向け、高規格道路の早期整備を引き続き求める。
・リニア中央新幹線の開業を見据え、中部国際空港の利用促進につながるアクセス性・利便性の向上に向けた施策の強化が必要。

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