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女性の活躍に関する講演会(7/27)報告

中経連は7月27日(金)、総合政策会議において、宮本愛知県副知事を講師に迎え、「女性が輝く社会をめざして-女性が元気に働き続けられる愛知に向けて-」と題した講演会を行った。 

<講演要旨>
・少子化、生産年齢人口の減少が進む一方で、愛知県の有効求人倍率は全国で4番目に高く、人手不足にある。他方で、愛知県の女性の就業希望者は31万人に達しており、女性のさらなる活躍を労使双方とも真剣に考えるべき状況にある。
・海外のデータによると、女性の活躍推進やワーク・ライフバランスに取り組む企業は、業績や経営指標が良い傾向にある。愛知県による企業1,080社への調査でも、女性の活躍を推進するメリットとして、「女性社員のモチベーションが向上した」「仕事の効率化や業務の改善が進んだ」「男性社員に良いインセンティブとなった」との回答が上位にある。
・現在、女性の「定着」の点では改善が見られるが、「活躍」の点では途上にあり、女性幹部の「登用」が重要である。「登用」により、女性のロールモデルができ、女性のモチベーションが向上するとともに、人材の確保・育成につながる。また、ダイバーシティ経営にもつながる。
・「女性の活躍」「ダイバーシティ」と「社員全体のワーク・ライフバランス」「働き方改革」を車の両輪と捉え、男女双方の課題として取り組むべきである。また、両立支援と活躍推進策を同時に進めることも肝要である。
・企業が存続・発展していくためには、女性の「定着」と「活躍」は今や必要不可欠であり、そのためには「男性中心のマネージメントで回る」組織から、「全社員の能力を引き出すマネージメント」へ変えることが必須と考える。

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