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第2回産業・技術委員会(3/8)報告

第2回産業・技術委員会を開催。委員長の佐々木副会長をはじめ50名が参加した。
今回は、中部圏の基幹産業である「航空宇宙」と「次世代自動車」について活動報告と2018年度計画を中心に協議を行った。
「航空宇宙」では、5年間の活動の振り返りを重点的にまとめた。佐々木委員長は、「2020年のMRJ商品化によって国産化への方向性が見出せることは大きな希望である」とコメントした。
「次世代自動車」では、2018年度からの活動を前出しして、2017年度末から本格スタートさせることを委員に報告。「自動運転・ITS」「EV・FCV」「カーシェアリング・モビリティ棲み分け」の3つのカテゴリーにおいて、取り組みを進めていくことの了承を得た。
また、昨今、新聞報道などで過熱気味になっているEVの情勢について、「次世代自動車の時代は必ず来るが、EV比率も2030年で10~15%、2050年でもエンジン搭載車(HV含む)は50%近く残存する。変革への準備は必要だが、経営判断を冷静な状況分析をベースにする必要がある」という現状の基本スタンスを確認した。委員からは「2050年には内燃機関エンジンが絶滅しているような誤解を与えないよう、中経連からの発信内容に注意してほしい」との意見が出された。
引き続き、名古屋大学COI※プロジェクトリーダーの畔柳滋氏より、名古屋大学COIの紹介と欧州を中心としたカーシェアリングの実状についてご講演いただいた。愛知県の足助地区で取り組まれている「あすけあいプロジェクト」などの成果が、中部発信の有効なビジネスモデルに進展するよう、インフラ・制度面の取り組みなどを支援していく。

※COI(センター・オブ・イノベーション)
文部科学省が企業だけでは実現できない革新的なイノベーションを産学連携で実現するため、2013年度から「革新的イノベーション創出プログラム(COI STREAM)」を開始

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ご講演いただいた畔柳氏

0308_02.jpg質疑応答の様子

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