2025.3.25
活動報告
東海・信州国立大学連携プラットフォーム「C2-FRONTS(シー・フロンツ)」は、国立大学の将来構想や各大学が連携できる施策の可能性を検討するために、合宿形式のワークショップを名古屋市内で開催し、9国立大学の副学長ら18名が参加した。
二日目には、産業界を代表して水野中経連会長が「産業界が描く中部圏の将来像」をテーマにセッションを行った。その後、参加者は、大学で実践する人材育成のほか、産業界が連携したオープンイノベーションの推進について、意見交換した。
水野会長による「産業界が描く中部圏の将来像」と題したセッションでは、中経連が「中部圏ビジョン2050」で描く将来像を紹介した後、「大学は産業界が求める『仮説検証ができる人材』を輩出できているか」「大学は産業界が期待するオープンイノベーションの推進に向けた役割を果たせているか」などをテーマに、熱のこもった意見交換が行われた。
その後のグループワークでは、産業界のニーズを反映した施策の検討や産学の連携強化に向けた議論が多く交わされ、産学の相互理解を一層深めた。今後も中経連は、C2-FRONTSとの多分野にわたる連携を通じ、中部圏の発展に貢献していく。