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第3回 中部圏広域産学官連携協議会(2/18)

中経連は、「第3回 中部圏広域産学官連携協議会」を名古屋市内(オンライン含む)で開催し、24名が参加した。本協議会は、さまざまな社会課題が広域で共通する中、産学官が一丸となって取り組みを進めることで、大きな成果につなげることを目的に、毎年度開催している。概要は以下のとおり。

<参加者>
【中経連】
水野会長、中西副会長、村瀬副会長、伊藤副会長、碓井副会長、高原副会長、事務局役員4名
【自治体】
関長野県副知事、大森岐阜県副知事、川口静岡県知事戦略局長、古本愛知県副知事、服部三重県副知事、中田名古屋市副市長
【国の機関】
寺村経済産業省中部経済産業局長、佐藤国土交通省中部地方整備局長、中村国土交通省中部運輸局長
【国立大学法人】
松尾東海国立大学機構機構長、中村信州大学学長、吉田岐阜大学学長、日詰静岡大学学長、伊藤三重大学学長

議題1:各広域課題の活動状況等の共有(継続案件)

中経連ならびに中部経済産業局、愛知県、名古屋大学が、「観光振興」「デジタルスキルの底上げ(DXの推進)」「カーボンニュートラル(脱炭素)の推進」「次世代モビリティの推進」などの広域課題に関する取り組み状況について報告した。

議題2:東海・信州 国立大学連携プラットフォーム[C2-FRONTS(シー・フロンツ)]の活動について

各大学からは、国際競争力の強化などを目的に、他地域の大学群に先駆けて設立された連携組織「C2-FRONTS」による活動のほか、産学官連携の促進に向けた期待や要望などについて、報告があった。その後の意見交換では、半導体分野における人材育成に向けた期待や、C2-FRONTSの各大学が有するシーズや研究成果などが検索できるシステムの開発を求める声が上がった。

議題3:中部圏広域地方計画について

中部地方整備局からは、中部圏広域地方計画の策定に向けて2024年末に公表した「中間とりまとめ(素案)」をもとに、中部将来を見据えた課題などについて説明があった。続く意見交換では、「人口減少対策」「まちづくり」「多文化共生の推進」「国土強靱化」など、各々の機関が取り組む活動を紹介するとともに、課題解決に向けた産学官連携の重要性を訴えた。

議題4:観光分野における広域連携の取組について

中部運輸局からは、中部圏広域地方計画の中で、担当する観光分野の取り組みについて報告があったほか、今年9月に愛知県で初開催される「ツーリズムEXPOジャパン2025愛知・中部北陸」を紹介した上で、本イベントを盛り上げるために、地域や企業からの積極的な出展を呼びかけた。

報告事項・総括

すべての議事が終了した後、中部経済産業局が2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)の概要と中部経済産業局の取り組みについて説明した。
最後に水野会長は、「C2-FRONTSの活動に大いに期待するとともに、情報を共有しながら産学官連携の成果を出していきたい。中経連の役割は「接着剤」であり、「触媒」である。広域連携・産学官連携の場を設定して、プレーヤーが活躍できるよう、役割を発揮していきたい」と強調し、本協議会の運営に対する引き続きの協力を求めた。
 
 
 
 

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