中経連は、Meet up Chubu（※１／主催：中部経済産業局)と共同で、Ｍａｐ-ＮＡＧＯＹＡ（※２）を名古屋市内で開催し、過去最多となる376名が会場ならびにオンラインで参加した。はじめに、中経連事務局から「次世代モビリティ」に関する中経連の活動およびＭap-ＮＡＧＯＹＡの主旨や目的などを説明した。続いて、企業の関係者２名、大学・研究機関の関係者５名を迎え、次世代モビリティ産業に資する研究について紹介されたほか、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構（ＮＥＤＯ）からは、産官学の共創を支援する公募事業についての提案・紹介があった。イベント後のネットワーキングでは異業種間の交流が行われ、盛況を博した。次回は、2025年の夏ごろにMeet up Chubuと共同開催する予定。

＜プログラム内容＞
・「自動車産業の変化、先端技術研究所の役割と共創」
(株)デンソー　先端技術研究所　先端研企画室長　小峰 重樹　氏

・「AIの機械学習における、コンピューティングコストの低減と、プライバシー・セキュリティの確保」
TieSet　Sales　Business Development Director　奥村 一雄　氏

・「高齢ドライバ支援サービス実現に向けた取り組みの紹介」
名古屋大学未来社会創造機構
特任教授　兼　(株)ポットスチル　取締役　田中 貴紘 氏

・「多用途eVTOL無人機に関する研究と今後の課題について」
中部大学　理工学部　宇宙航空学科　教授　棚橋 美治　氏

・「地域や企業の取り組みにみるモビリティのあり方」
名城大学　経済学部　准教授　太田 志乃　氏

・「モビリティの電力消費を抑えるパワー半導体用結晶の評価技術」
（一財）ファインセラミックスセンター
材料技術研究所　機能性材料G　特任主幹研究員　石川 由加里　氏

・「モビリティ部品のミニマル・サーキュレーションに向けて　～モータリマン～」
国立研究開発法人 産業技術総合研究所　極限機能材料研究部門　副研究部門長　高木 健太　氏

・NEDOの取り組み紹介【１】
「アカデミアの皆さんニーズあります、産業界の皆さんシーズあります
～NEDO Connect【シーズ発掘・育成！NEDO提案公募事業について】～」
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構
フロンティア部　統括課長　植田 桂実　氏

・NEDOの取り組み紹介【２】
「新型直流遮断器によるeモビリティの安全革命」
国立大学法人東海国立大学機構　名古屋大学大学院工学研究科　助教　兒玉 直人　氏
国立大学法人埼玉大学　大学院理工学研究科　准教授　稲田 優貴　氏

※１ 共同研究や新事業展開に向けた連携パートナーを探索するためのオープンイノベーションプラットフォーム。2022年８月に設立。
※２ モビリティアクセスポイントナゴヤの略。モビリティ関係の新技術や研究テーマを広く発信し、産学官連携に向けたマッチングを促すことを目的としたプロジェクト。2022年12月に設立。