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ささる観光地づくりシンポジウム~インバウンドに選ばれる魅力ある地域を目指して~(1/31)

中経連ならびに(一社)中央日本総合観光機構の協力のもと、経済産業省中部経済産業局、国土交通省中部運輸局が「ささる観光地づくりシンポジウム~インバウンドに選ばれる魅力ある地域を目指して~」を開催し、約160名が会場ならびにオンラインで参加した。本シンポジウムは、ブランディングを通じた観光地域づくりの機運醸成を目的としており、水野会長は関係機関代表として登壇し、中部圏の魅力向上に向けた活動への協力を呼び掛けた。その後の交流会では活発な意見交換が行われた。
基調講演では、「『訪れてよし、住んでよし…』選ばれるための地域づくり~プレイス・ブランディングの実践~」をテーマに、東洋大学国際観光学部准教授の宮崎裕二氏を迎え、中長期的な視点でのブランディング戦略の重要性を説明するとともに、アメリカやイギリスにおける政府、住民、DMOが共通のビジョンの下で一貫した発信を続ける観光地域づくりの成功例を紹介した。
続いて、一般社団法人富山県西部観光社プロデューサーの林口砂里氏から、地域特有の自然環境に住民が適応することで生まれた町並みや文化、産品をブランディングし、発信する事例を取り上げた。また、株式会社ツーリズムデザイナーズ代表取締役の田尾大介氏は、名古屋市円頓寺商店街の下町文化を観光資源として磨き上げた取り組みを紹介した。
最後に、一般社団法人中央日本総合観光機構マーケティング部部長の玉崎邦夫氏は、万博を契機に訪日するインバウンドを中部圏に呼び込むことを目的とした、データを活用した地域ブランディングの可能性について、松本広域連合※との連携によるデータ活用の実践例と合わせ紹介した。
関係機関代表として水野会長が登壇し、中部圏の観光振興への協力を呼びかけた。
本シンポジウムは、地域の魅力を深堀し、ステークホルダーと方向性を合わせた活動を継続的に展開することが効果的な観光地域づくりにつながることを参加者に強く印象づけるものとなった。
※長野県3市5村(松本市、塩尻市、安曇野市、麻績(おみ)村、生坂(いくさか)村、山形村、朝日村、築北(ちくほく)村)を構成団体とする広域団体。広域的な地域情報化や保険福祉、観光振興に関する事務を行う。

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