名古屋市と日本経済新聞社は、名古屋を中心とした当地域への企業誘致を目的とした「名古屋ビジネス進出セミナー『名古屋へ』～企業を支えるビジネス環境と事業メリット～」を東京で開催し、会場・オンラインを含め、約370名が参加した。中経連からは水野会長がパネルディスカッションに登壇し、中部圏でビジネスを始める上でのメリットや住みやすさなどの魅力について語った。

水野会長は、中部圏の強みとして、製造業の集積地であることに起因するものづくり関連ビジネスのやりやすさに加え、本社機能と生産現場が近接していることによる潤沢なリアルデータを活用した開発拠点に適していること、日本の交通の要衝でありリニア中央新幹線の開業後は２時間以内の交流人口が世界最大となることなどを挙げた。また、東京や大阪と比較し、通勤時間の短さや生活コストの低さ、豊富な自然へのアクセスの良さなどからワークライフバランスの充実が期待できるほか、働き方の多様化にも適した「住みやすい」地域であることを強調した。当地域における、ビジネス面だけでなく生活面での魅力も伝え、企業の中部圏への進出を呼びかけた。