イタリア・リグーリア州（※）の商工会議所であるリグーリアインターナショナルの訪日視察団（代表：アレッサンドロ・ピッタルーガ氏）が中経連を訪れ、水野会長以下幹部と懇談した後、ナゴヤ イノベーターズ ガレージを視察した。
ピッタルーガ氏は、リグーリア州政府や州の商工会議所であるリグーリアインターナショナルの活動のほか、ＦＩ.Ｌ.Ｓ.Ｅ（フィルセ／リグーリア経済発展金融公社）やＲＡＩＳＥ(ライゼ／ロボティクスとAiを活用し社会的・経済的な発展を目指すイノベーション組織)など、スタートアップを支援する団体が国際化や技術革新に連携して取り組んでいることを紹介した。また、リグーリアインターナショナルを中心に、ＦＩ.Ｌ.Ｓ.Ｅ.やＲＡＩＳＥをはじめとする団体や大学、研究機関がスタートアップエコシステムを形成するなど、ロボット工学やライフサイエンスなどの分野でのイノベーションが進んでいることを強調した。続いて、リグーリア州の州内300社以上のスタートアップに対するスタートアップ支援やインキュベーターとしての役割、国際的なネットワークとの連携などの取り組みを紹介した。最後に、2025年日本国際博覧会（大阪・関西万博）への参加とリグーリア州の企業が国際的な舞台での活動を強化する方向性について言及した。
中経連を訪れた後、視察団はナゴヤ イノベーターズ ガレージを視察。ナゴヤ イノベーターズ ガレージやステーションAiを含む中部圏のオープンイノベーションに興味を示した。
※西にフランスと接するイタリア北西部に位置し、海と山に囲まれた国際的な観光地。近年では、ロボット工学やライフサイエンスなどの分野でイノベーションが進んでいる。