2024.9.17
活動報告
委員会に先立ち、大阪大学大学院教授の原 圭史郎氏を迎え、「フューチャー・デザイン-仮想将来世代の視点で考察する持続可能社会とイノベーション-」をテーマに講演会を開催した。委員会では、「中部圏ビジョン(仮称)」について審議を行い、各委員・専門委員より意見をいただいた。
冒頭、高原委員長は、「中部圏ビジョン(仮称)は2050年頃を見据え、本格的な人口減少社会を迎えても経済を成長させ、経済・社会・環境の持続可能性を高めるための、中部圏が目指す今後の方向性と取り組みを示すものとなる」と、本ビジョンの趣旨を改めて説明した。
各委員・専門委員からは「リニア開通後は、名古屋駅-品川駅間と名古屋駅-中部国際空港駅間の移動時間が約40分と同じ所要時間となるため、この両立について真剣に考える必要がある」「人材・人手不足をどのように乗り越えていくかについて、もう少し柔軟で具体的な発想が必要」「人口減少下で、地域や行政間で人口を奪い合うのではなく、共に成長していくような動きが必要」など、活発な意見交換がなされた。
大阪大学大学院教授 原 圭史郎氏/高原委員長