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第13回中部地域懇話会(8/21)

中経連および国土交通省中部地方整備局は、第13回中部地域懇話会を開催し、水野会長、佐藤局長をはじめ22名が参加した。本懇話会は、中部圏の経済成長と発展に向けた意見交換を通じて、施策や取り組みに反映させることを目的に毎年開催している。両団体トップからの挨拶後、整備局は新たな中部圏広域地方計画の中間取りまとめ(素案)などを中経連は主要な事業活動や2050年頃を見据えたビジョンの検討状況をそれぞれ紹介した上で、新たな中部圏広域地方計画などについて意見交換した。
両団体トップの挨拶要旨は以下のとおり。

水野会長挨拶要旨
・中部圏の交通インフラについて、名豊道路などの整備が進んでいることに謝意を表するとともに、首都圏や関西圏に比べると、未整備なインフラが散見されることから、引き続きご尽力をお願いしたい。
・今年3月に、報告書「『日本中央回廊』の効果最大化に資する道路ネットワーク整備」を公表したが、リニア中央新幹線開通の効果を広域にわたって浸透させるためには、リニア駅から南北に延びる、強靱で切れ目のない道路ネットワークが重要である。
・中経連では、2050年頃を見据えたビジョンの検討と議論を進めている。国土形成計画および中部圏広域地方計画の前提や方向性を十分に踏まえた上で、中部地方整備局とも連携を深め、中部圏の発展に向けて一緒に取り組みたい。

佐藤局長挨拶要旨
・中部地方整備局では、南海トラフ巨大地震への備えや能登半島地震を踏まえた半島部に特化した防災、大規模断水への対策について検討を進めており、安全安心の確保に向けてしっかりと取り組んでいく。
・本年度、中部地整が進めている道路事業では直轄国道や東海環状自動車道等を合わせて42.6kmの区間が開通する。今後は、このインパクトを経済活動にどのように生かし、次に必要なインフラをどう整理していくのかについて議論していきたい。
・新たな中部圏広域地方計画の策定にあたっては、人口流出などの課題や製造業などの強みを踏まえた上で、将来の中部のあり方とともにインフラ整備の取り組み方を検討したい。

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