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イタリア共和国プーリア州経済開発評議員との懇談(7/8)

イタリア共和国プーリア州アレッサンドロ・デッリ・ノーチ経済開発評議員ならびにマルコ・プレンチペ在大阪イタリア総領事ら関係者7名が中経連を訪れ、水野会長以下幹部と懇談した。

主な発言は以下のとおり。

◆アレッサンドロ・デッリ・ノーチ経済開発評議員
プーリア州はブーツの形をしたイタリア半島のかかと部分にあり、地中海の中央に位置するため、特に海運の利便性がよく、各種産業において、さまざまな分野で国内外とつながっている。近年は観光産業と航空宇宙産業の成長が著しく、昨年、GDPが760億ユーロに達した。
州内には5大学を中心に各種研究機関があり、イノベーション支援やインキュベーション体制も充実しており、高度人材が豊富にいる。州への進出企業には優遇税制を適用していることに加え人件費も低いため、国内外の企業が多数進出している。
エネルギー分野では、水素発電に注力しており、欧州唯一の水素発電プラントや関連するサプライチェーンが成長している。再生可能エネルギー分野では、太陽光発電や長い海岸線を生かした浮体型洋上風力発電も盛んである。航空宇宙産業では、部品設計から製造、組み立てに至る全ての事業が州内に集中しており、イタリア唯一の発射施設がある。自動車部品製造業や食品加工産業でも、プーリア州はイタリア有数の工業地帯であり、ワインやチーズをはじめとした特産品などの観光資源も豊富にある。今後は中部圏企業の誘致や観光促進にむけて、交流を深めていきたい。

◆水野会長
この度の中部圏への来訪を歓迎するとともに、プーリア州についてご紹介いただき感謝する。内容をもとに、今後は中経連の会員団体でもある在日イタリア商工会議所とも連携して、まずは情報交換から始めたい。

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