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第2回カーボンニュートラル共創シンポジウム(7/9)

中経連は、「第2回カーボンニュートラル共創シンポジウム-脱炭素を加速する為に、今何が必要か?―」を、東海・信州 国立大学連携プラットフォーム[C²-FRONTS(シー・フロンツ)]と名古屋大学で共同開催した。水野会長をはじめ参加者165名が来場したほか、492名がオンライン視聴した。
基調講演では、みずほフィナンシャルグループ執行役グループCSuO(Chief Sustainability Officer)の牛窪恭彦氏を迎え、「脱炭素社会の実現に向けて~ともに挑み、ともに実る~」をテーマに講演いただいた。続いて、「シー・フロンツが提案するカーボンニュートラルへのチャレンジ~技術革新で、新たな連携で~」と題したパネルディスカッションを実施。産学官の関係者がパネラーとして登壇し、各取り組み事例を紹介した上で、産官学金の新たな連携のあり方などについて意見交換を行い、次の具体的なアクションへの機運を醸成した。
詳細は以下のとおり。

<第1部>
シー・フロンツ代表の松尾清一東海国立大学機構長ならびに水野会長による挨拶の後に講演した牛窪恭彦氏は、カーボンニュートラルを取り巻く潮流や中部圏の重要性と企業の取り組み事例、カーボンニュートラルに向けた産学金の取り組みなどに触れ、「中部地方は、脱炭素の聖地になり得る」と強調した。
 
<第2部>

パネルディスカッションの総括では、モデレーターを務めた名古屋大学未来社会創造機構教授の則永行庸氏が「カーボンニュートラル研究で終わるか、世界で使ってもらえるか、今が正念場だ」と指摘した上で、「今日の議論を踏まえ、シー・フロンツとして何かアクションが出来ないかを考えたい」と意気込みを語った。
【登壇者一覧】
■モデレーター
名古屋大学 未来社会創造機構 教授  則永 行庸 氏
■パネリスト
・豊橋技術科学大学 理事・副学長  若原 昭浩 氏
・三重大学 副学長・大学院工学研究科 教授  金子 聡 氏
・静岡大学 グローバル共創科学部 教授  水谷 洋一 氏
・名古屋大学 大学院工学研究科 助教  高島 舞 氏
・中部経済産業局 資源エネルギー環境部 カーボンニュートラル推進室 室長
長谷川 大晃 氏
・東レ(株) 経営企画室 常任理事  野中 利幸 氏
・みずほフィナンシャルグループ 執行役グループCSuO 牛窪 恭彦 氏

<第3部>
今年5月に名古屋大学内に開設したオープンイノベーションを推進する産学融合拠点「TOIC(Tokai Open Innovation Complex) NAGOYA」の見学を実施した。見学後は、名古屋大学豊田講堂に会場を移し、ポスターセッション・情報交換会が行われ、大学研究者と企業関係者による活発な交流が行われた。

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