2024.3.29
活動報告
開催日:3月14日(木)
参加者:委員長の大西副会長、共同委員長の平光理事をはじめ41名
(講演は委員を含む会員43企業・団体が聴講)
委員会に先立ち、名古屋大学名誉教授、あいち・なごや強靱化共創センター長の福和伸夫氏を講師に迎え、「能登半島地震や過去の地震に学び南海トラフ地震に備える」と題し、講演会を開催した。
福和氏は、能登半島地震の被害状況について、被害拡大の原因や復旧に時間を要した理由や当時の状況などを紹介するとともに、耐震性の高い建物と弱い建物の違いなどについて、動画や資料を用いて詳しく解説した上で、「現在の耐震基準は地盤の強弱が加味されていないため、同一の基準で運用されている」と問題を提起した。また、年表を用い、歴史上の大災害と戦争などのターニングポイントの関係性から読み解ける教訓を説明した上で、日頃からの防災・減災対策に取り組む重要性を力説した。
委員会の冒頭では、大西委員長が「地震は、確実に来る未来の一つであり、我々も自分でできる身近な対策をしなければならない」と挨拶した。続いて、事務局から2023年度の活動実績の報告、2024年度活動計画(案)の審議を行った。意見交換では、委員会における防災・減災に関する情報提供の必要性などについて、委員から意見が上がった。