NEWS

情報発信

報告書「『日本中央回廊』の効果最大化に資する道路ネットワーク整備」を発行(3/22)

一般社団法人中部経済連合会(会長:水野明久、以下「中経連」)は、本日、報告書「『日本中央回廊』の効果最大化に資する道路ネットワーク整備」(以下「本報告書」)を発行しました。

わが国は現在、人口減少や東京一極集中に伴う地方の過疎化のほか、国際競争力の低下や激甚化する災害リスクなどの社会課題に直面しております。東海道新幹線や高速道路などにリニア中央新幹線を加えて誕生する「日本中央回廊」は、これらの難題を乗り越え、未来の経済社会を一段高い成長軌道に乗せる上で重要と考えています。
とりわけ、リニア中央新幹線の開業は、首都圏・中部圏・関西圏を社会経済活動の拠点とする人々を短時間でつなぎ、世界に類を見ないひとつの巨大な経済集積地域の形成に寄与します。三大都市圏を軸とした人やモノの交流増進は、多様なアイデアの化学反応を促し、イノベーションの創出による産業競争力の強化をもたらすとともに、働き方や暮らし方を変容させ、東京一極集中の是正につなげるチャンスです。
また、日本中央回廊の効果を最大化するためには、ものづくり産業の拠点である中部圏の道路網を拡充した上で、南北を縦断する幹線道路などが、東西に横断するリニアの中間駅と有機的につながることが不可欠です。
当地の港湾や空港、まちが日本中央回廊と連結されることは、地方創生や地域活性化だけでなく、交通網の多重化による大規模災害からのレジリエンス向上や交通渋滞の緩和をもたらすなど、経済や国民生活において大きな意義があると考えております。

中経連としては、本報告書を通じ、日本中央回廊を軸とした道路ネットワークの早期整備を国などへ働きかけるとともに、現在、進められている「次期中部圏広域地方計画」の策定に参画することで、中部圏の持続的な成長と発展を支える、強靭で切れ目のない国土形成の実現に貢献してまいります。

中経連は引き続き、産学官や地域間との連携を通じ、社会課題の解決や中部圏の地域力向上に貢献してまいります。

詳細はこちら

PAGE TOP