2024.3.6
活動報告
人材育成委員会は、1月25日(木)、2023年度会合を開催し、委員長の神野副会長をはじめ39名が参加した。
神野委員長の挨拶に続き、事務局による2023年度の活動報告と年度内に公表を予定しているレポート「リカレント・リスキリング教育、企業における博士人材の採用・活躍(案)」の審議を行った。後半は、レポートに掲載予定の先進事例について、企業の担当者を招き、講演いただいた後、意見交換を行った。
講演会では、富士電機(株)食品流通事業本部三重工場開発部開発設計管理課の出野裕氏から、「三重大学の既存プログラムを活用した技術教育について」と題し、コニカミノルタ(株)技術フェローの北弘志氏から「データ駆動型開発を先導するコニカミノルタの博士DX人材」をテーマに、それぞれの先進事例を紹介いただいた後、意見交換を行った。参加者からいただいた意見は以下のとおり。
・博士人材をはじめ、大学が輩出する人材が社会の多様な場で活躍するためには、産学間で人材と知を循環させることが重要。
・企業にとって大学の講義は有用だが、学外者がシラバスの情報だけで授業を見極めるのは難しいため、講義内容の紹介には工夫が必要。
・職場における博士人材の活躍がロールモデルとして提示できる企業は、高度人材の採用と育成が加速する。