国際委員会は、８月24日(木)、2023年度の第１回委員会を会場（名古屋栄ビル）およびオンラインにて開催し、委員長の大島副会長をはじめ30名が参加した。
委員会に先立ち、国際情勢に関する講演会（グローバルセミナー）を開催した。今回は、香港貿易発展局大阪事務所長のリッキー・フォン氏を講師に迎え、「日本のメディアで報道されない香港の今と未来」と題して講演いただいた。
委員会では、中経連が「外国人から選ばれる中部地域」の実現を目指し展開する「外国人留学生の国内就職支援」および「外国にルーツを持つ児童生徒向け日本語・学習教室の支援」に関する活動結果を報告した。
「外国人留学生の国内就職支援」に向けては、外国人留学生に日本の就職活動の仕組みや企業文化などを情報提供した上で、企業と留学生の相互理解を促す交流会の様子を紹介した。
「日本語/学習教室の支援」にあたっては、中部圏における外国にルーツを持つ児童生徒の現状や課題、教室が必要とする支援内容を説明するとともに、教室と企業ボランティアのマッチングを目的に開始した産学官連携によるイベントの成果を共有した。
委員からは、「外国にルーツを持つ子ども達も将来の日本を背負う貴重な人材である。行政のみならず企業も社会の公器として、支援を行う必要がある」などの指摘や「このような支援を積極的に推進することが、将来的に中部圏の活性化にもつながる」などの意見が上がった。