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第1回カーボンニュートラル共創シンポジウム-循環型社会の実現に向けて-(7/7)

7月7日(金)、中経連と東海国立大学機構は、「第1回カーボンニュートラル共創シンポジウム」をナゴヤ  イノベーターズ ガレージおよびオンラインにて開催し、企業や自治体、大学などから約240名が参加した。シンポジウムでは、大学の先生方による研究や企業の社会実装に向けた取り組み、産学官連携の好事例を紹介するとともに、カーボンニュートラルと分散・循環型社会を実現する上での課題や目指す方向性について議論した。
東海国立大学機構の松尾機構長は、冒頭の挨拶で、「自治体による脱炭素化に向けた取り組みへの支援や産学連携による革新的技術の社会実装ならびに環境保全について自発的に考え、行動する人材の育成が東海地域のカーボンニュートラル実現に向けた好循環を生む」と強調した。
続いて、水野会長は、「複数の企業や大学、行政機関で構成する一段高い産学官連携により、本シンポジウムをはじめとした共創の場が、カーボンニュートラル実現に向けた中部圏における社会実装の拠点となるよう目指す」と意気込みを述べた。
その後、名古屋大学宇宙地域環境研究所教授の檜山哲哉氏が登壇し、「気候変動時代に求められる社会変革」と題し、講演した。
第二部では、名古屋大学と岐阜大学の教授が、「循環経済」と「新エネルギー」の2テーマについて研究内容を紹介し、それに対して企業側が社会実装に向けた6つの取り組みを披露した。
この他、ポスターセッションや参加者間での情報交換会などが催され、参加者同士が今後の連携に向けた可能性を模索するなど、交流を深めた。
本シンポジウムは、今後も継続的に開催し、カーボンニュートラルと循環型社会の実現に必要な幅広い分野をテーマに議論していく方針。次回の開催は今年度中を予定している。

 

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