７月13日(木)、中経連は静岡県との懇談会を静岡市内にて開催した。静岡県からは川勝知事、出野・森副知事をはじめ10名、中経連からは水野会長、中西・中田・神野副会長、日詰静岡大学学長をはじめ10名が参加した。
水野会長は挨拶の中で、カーボンニュートラル社会の実現やイノベーションの活発化、広域での産学官連携などについて、双方の共通する課題に対する取り組みを例に挙げながら、「静岡県との連携をより一層深めていきたい」と述べた。
川勝知事は、文部科学省の中核事業である「東アジア文化都市2023静岡県」の推進状況や、新潟県・長野県・山梨県と連携して進めている「バイ・山の洲(くに)」による地域産品の販路拡大および「黄金ＫＡＩＤＯ」プロジェクトによる観光周遊など、広域連携の事例を紹介した。
自由懇談では、リカレント教育により能力を高めた人材を県内に定着させるとともに、ベネフィットの高い政策による後押しや副業人材のマッチングを行うなど、県内への移住を促進していく取り組みについて、議論がされた。