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東日本大震災の復興現場から防災・減災・リスクマネジメントを学ぶ「東北フィールドスタディ(視察会)」(5/25・26)

5月25日(木)・26日(金)、企業防災専門委員会は、東日本大震災の復興現場から防災・減災・リスクマネジメントを学ぶ「東北フィールドスタディ(視察会)」を開催。参加した15名が、宮城県石巻市・気仙沼市、岩手県陸前高田市の震災遺構などを視察した。
石巻市では、児童74名・教職員10名が犠牲となった石巻市立大川小学校を訪れ、当時6年生の次女を亡くした佐藤敏郎氏(大川伝承の会)に、被災時の状況や多くの犠牲者を出してしまった経緯を説明いただいた。
陸前高田市では、ビルの煙突の上(高さ15m)に逃げ、足元わずか10cm下まで津波が迫るも奇跡的に助かった米沢商会代表取締役の米沢祐一氏の話を聞くとともに、実際にビルの屋上に上がり津波被害の恐怖を追体験した。

また、前陸前高田市長の戸羽太(ふとし)氏を迎え、市長就任1か月で経験した東日本大震災発生時の対応と約12年間にわたり尽力した復興について、講演いただいた。
当時の現場や被災者の話を見聞きすることで、文章や動画だけでは想像できない災害の現実を知るとともに、有事の際の決断・判断の重みを考える機会となった。
参加者からは、「現場に行かなければ分からないことが多くあった」「災害に対する事前準備の大切さを改めて感じた」などの感想が寄せられた。

 

 

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