1月12日(木)、中経連は、愛知県、名古屋市、名古屋港管理組合、名古屋商工会議所とともに、愛知・名古屋国際ネットワークを名古屋市内にて開催。中部圏の企業関係者ら約80名が参加した。
本イベントでは、愛知・名古屋の国際化の進展を図るため、2011年度から毎年度、駐日外交官を招き、関係諸国と当地域のネットワークづくりを進めている。今回は、「ＤＸ」をテーマに、この分野で先進的な取り組みを行っているフィンランド、シンガポールの在日公館代表者ならびに中部圏に拠点を置く企業を招いてフォーラムを行った。

はじめに、主催代表として大村愛知県知事が挨拶を行った後、参加国・企業の取り組みが紹介された。各国代表からは、新たな産業育成、生活の質向上のためのスマートシティ開発、公共サービスのデジタル化や国際協力の重要性など、ＤＸに向けた政策や取り組みに関する説明が、企業からは既存のノウハウとＡＩ・ＩＣＴ技術を融合させた実用例や新たな価値創造についての紹介があり、ＤＸの重要性に関する認識が共有された。
フォーラム後は交流会を実施。ＶＲを用いた効率的・効果的な安全教育や観光・商業施設におけるプロジェクション・マッピングの活用などについて、デモンストレーションが行われる中、参加者は交流を深めた。

◆発表者およびテーマ
・フィンランド　駐日フィンランド大使　タンヤ・ヤースケライネン閣下
駐日フィンランド大使館商務部代表　　キンモ・オユヴァ 氏
「FINLAND/As a Digital & Startup Nation」

・シンガポール　駐日シンガポール首席公使              ロウ・ホンムン氏
「Digital Transformation in Singapore」

・(株)デンソー　デジタル活用推進部部長    白井智明氏
「デンソーにおけるDXの取り組み事例ご紹介」

・カゴメ(株)　スマートアグリ事業部長        中田健吾氏
「DXAS Agricultural Technologyについて」

・オーエスジー(株)　第2製造部部長           桝田典宏氏
「【現場力を後押しする】デジタル化の取組み」