７月14日(木)、中経連は静岡県との懇談会を静岡市内にて開催した。静岡県からは川勝知事、出野・森副知事をはじめ７名、中経連からは水野会長、中西・佐々木・中田・神野・碓井副会長をはじめ10名が参加した。

水野会長は、「デジタル化・ＤＸの推進、カーボンニュートラル社会の実現、イノベーションの活発化など、単独では解決が困難な課題に産学官や地域間が連携して取り組むことによって相乗効果を生み出したい。中経連が『つなぎ役』となり、中部圏の持続的な発展に貢献していく」と述べた。

川勝知事は、「３月に新たな総合計画を策定し、県のビジョンである『富国有徳の美しい“ふじのくに”の人づくり・富づくり』を、２年前倒しで完遂できるよう取り組んでいく」との考えを示した。

懇談では、デジタル化・ＤＸの推進やカーボンニュートラルの実現に向けた中小企業への支援、理系分野における女性人材の育成と活躍促進、県境を越えた生活圏域における地域政策のあり方、移住やＵターンの促進、地域の活力向上による東京一極集中の是正などについて意見交換を行った。