2021.12.22
活動報告
中経連は11月22日(月)、静岡県との懇談会を開催し、静岡県から川勝知事、出野副知事をはじめ6名、中経連から水野会長、中西副会長、勝野副会長をはじめ7名が参加した。
◆川勝知事からの主な発言
政府が推進する「デジタル田園都市国家構想」に注目している。これまで一貫して進行してきた東京一極集中だが、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い密を避ける必要性が生まれたことで、そのリスクが認識されるとともに、デジタルインフラを整備できれば均衡ある国土の発展が可能になる。また、県庁に集中する機能を地域に分散させることで、県内も均衡ある発展を果たしていきたい。
県の経済政策「フジノミクス」の中で、静岡・山梨・長野・新潟4県の間で、県産品の購入や観光交流を促進する「バイ・山の洲(くに)」という取り組みを行っているが、4県以外の近隣県とも連携を図れば、分散型の国土形成の実現につながるだろう。
経済圏や地理的つながりなどに考慮した地域間連携については、天竜川流域で一体となっている三遠南信のような圏域単位での行政運営の方が、防災対策などでより成果が得られると考えている。