産業・技術委員会は、11月2日(火)、2021年度の第1回委員会をオンライン形式で開催し、委員長の佐々木副会長はじめ55名が参加した。 

【第１部：第１回産業・技術委員会】
佐々木委員長の挨拶に続き、事務局からの活動報告、航空宇宙に関する講演会を行った。

 ◆「次世代自動車」活動報告
５月に設立した「ＣＡＭＩＰ（キャミップ：中部先進モビリティ実装プラットフォーム）」が本格的に活動を開始したことを報告。また、スタートアップによるイノベーション推進を目指す「ＮＡＰＰ（ナップ：ナゴヤ･アクセス・ポイント・プロジェクト）」を４月に立ち上げ、これまでに３回のイベントを開催し、年内にあと２回のイベントを予定していることを報告した。

 ◆「ヘルスケア」活動報告
中経連会員を対象に実施した、ヘルスケアに関する意識･実態調査の結果を報告した。

◆「航空宇宙」活動報告
中部航空宇宙産業技術センター（会長：水野中経連会長）と協調し、航空宇宙産業における新型コロナウイルス感染症の影響軽減に関する緊急要望書を策定し、中部経済産業局および愛知労働局に提出したことを報告した。また、利活用が進み市場拡大が著しいドローンを新たな活動テーマとして取り上げることを提案した。

 ◆航空宇宙講演
(株)プロドローン代表取締役社長の戸谷俊介氏ならびに取締役副社長の菅木紀代一氏より、「ドローンと空飛ぶクルマ ～空の産業革命のいまとこれから～」と題し、さまざまな分野で革新的なソリューションを提供するドローンの有用性とさらなる可能性について講演いただいた。

【第２部：第２回ＣＡＭＩＰ報告会】
名古屋大学未来社会創造機構教授の森川高行氏より、東海国立大学機構による「共創の場形成支援プログラム（ＣＯＩ－ＮＥＸＴ）」構想の概要を説明いただき、続いて、以下の３社よりＭａａＳの取り組み事例を紹介いただいた。
①(株)エネファント 代表取締役  磯崎 顕三 氏『　モビリティと共に成長する街へ』
②(株)アイシン ビジネスプロモーション部長  加藤 博巳 氏 『サスティナブルな公共サービスを目指して』 乗合送迎サービス「チョイソコ」の取り組み
③(株)十六銀行 愛知営業本部調査役 ＭａａＳ戦略チーム  古市 恵介 氏『十六銀行におけるＭａａＳの取り組み』

・(株)プロドローンの戸谷社長、菅木副社長による講演