2021.11.1
会長コメント / 活動報告
11月1日(月)、水野明久 中部経済連合会会長の定例記者会見を開催し、ナゴヤ イノベーターズ ガレージの拡張などについて述べるとともに、国際委員会が取りまとめた報告書を公表しました。
◇衆議院選挙
自民党が単独過半数を維持することとなり、安定した政権基盤に基づく、政策の着実な実行への国民の期待が示されたものと受け止めております。自民党マニフェストに掲げられたとおり、まずは、新型コロナウイルスから国民の命と暮らしを守るとともに、「金融緩和」「機動的な財政出動」「成長戦略」を総動員し、傷んだ日本経済を早急に立て直していただきたいと考えております。
「成長戦略」の中でも、社会経済のデジタル化や2050年カーボンニュートラルの実現は喫緊の課題であり、着実に進めていただきたいと考えております。
また、地域創生、国土強靱化、国際秩序の維持など、山積する課題に対し、政府与党が一丸となり、適切な政策を迅速に実行されることを期待しております。
加えて、「レジリエンスの一層の強化、サプライチェーンの強靱化」も掲げられておりますが、これは、中経連をはじめ、全国8つの経済連合会がかねてより要望活動を進めてきた「国土強靱化税制」等の整備・創設を強力に後押しするものと認識しており、確実に実行されることを大いに期待しております。
中経連としても、先月20日に開催された、西日本の6つの経済連合会で構成される西日本経済協議会の総会の場で、私から、官民が車の両輪となり国土強靱化に取り組む重要性を訴えてまいりましたが、要望の実現に向けて、引き続き、経済団体の力を結集し取り組んでまいります。
◇ナゴヤ イノベーターズ ガレージの拡張
2019年7月、中経連は名古屋市と連携し、イノベーションやスタートアップの対流交流拠点として名古屋市栄にあるナディアパークの4階に「ナゴヤ イノベーターズ ガレージ」を開設しました。
開設からこれまで、延べ来場者数は約4万5千人、開催イベント数は約670件となっており、認知度も向上してきております。
一方、ナゴヤ イノベーターズ ガレージが、起業を志す方々への、メンターや先輩起業家による支援の場や、起業家同士が集い、互いに交流する場として熱量を高めていくには、現在のスペースでは足らず、さらなる仕掛けや新たなコミュニティの場が必要だと感じてきました。
そこで、先月28日に開催した、私が会長を務める、ガレージの運営法人、中部圏イノベーション推進機構の理事会において、ガレージの拡張を決定し、ナディアパーク3階フロアに、新エリア「Garage Annex(ガレージアネックス)(仮)」を設けることとしました。
新エリアは、2022年4月に着工、同年7月を目途にオープンすることを目指しており、起業家、起業家予備軍の方、企業の新規事業開発者などが、より気軽に集い交わることができる「たまり場」のような空間を創出すべく、新たなプログラムや内装デザインなどについて、検討を進めているところです。
ガレージが、今後も、中部圏のイノベーションのハブとしての役割を担い、イノベーションやスタートアップの創出に貢献していくことで、 地域の持続的な成長を実現してまいります。
【資料「ナゴヤ イノベーターズ ガレージの拡張について」(PDF)】
◇中部圏における高度外国人材の活躍促進に関する報告書
この報告書は、大島委員長のもと国際委員会が作成し、本日の総合政策会議にて承認を受け公表するものです。
あらゆる領域でグローバル化が進む中、多様で才能豊かな外国人材を呼び込み、活躍いただくことは、地域経済の発展に不可欠であります。
中経連は、今後も高度外国人材の活躍促進に資する情報発信などを継続していくとともに、国内外から人を惹き付ける中部圏を目指し、多様な人財が活躍できる働きやすく住みやすい環境の整備に取り組んでまいります。