2021.10.11
活動報告
国際委員会は、9月22日(水)、2021年度の第1回委員会およびグローバルセミナーを会場(中経連大会議室)およびオンラインにて開催し、委員長の大島副会長をはじめ27名が委員会に参加した。(セミナーには38名が参加した)
【委員会】
本委員会では、中部圏における高度外国人材の活躍促進に関する報告書の作成を進めており、8月に実施した高度外国人材や留学生採用に関するアンケートの結果を踏まえて中間報告を行った。
委員からは、「企業規模や業種別に分析することで新たな側面が見えてくるのではないか」「自社で外国人の採用が進まないのは、その必要性が見いだせないから」「総合職のカテゴリーが採用の幅を狭めている可能性がある」「海外進出など外国人の雇用に明確な目的がある企業には積極的な支援策を講じるべき」などの意見が出された。
最後に大島委員長が、「本報告書は、高度外国人材に関する現状や課題を広く知ってもらい、活躍促進につながる提案などを加えたものにしたい。委員の皆様からの貴重な意見を反映し、取りまとめていきたい」と総括した。
【グローバルセミナー】
名古屋大学副総長補佐/大学院経済学研究科教授の土井康裕氏を講師に迎え、「高度外国人材として外国人留学生を活用しませんか?」と題する講演会を開催した。
土井氏は、中部圏に在籍する留学生に関して、政府の受入政策や大学側の受入体制、現役留学生の能力や就職活動の問題点などを解説するとともに、留学生を採用するメリットについて実例を交えて紹介した。また、ワークショップやインターンシップを積極活用し、企業と留学生が相互理解を深めることの重要性を説いた〔機関誌「中経連」1・2月号に講演要旨を掲載予定〕。