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創立70周年記念式典 水野会長挨拶

定時総会から引き続きご出席をいただいている会員の皆さまも多数いらっしゃり、誠にありがとうございます。また、大村愛知県知事をはじめ、ご来賓の皆様におかれましては、ご多用の中、本日の式典にご臨席賜りましたこと、厚く御礼申し上げます。

さて、中部経済連合会は、1951年に中部圏を代表する広域的かつ総合的な経済団体として発足し、本年4月に「創立70周年」という節目の年を迎えました。「中部のことは中部で」との自立自助の精神のもとに、中部経済連合会は設立されましたが、この精神は70年間、連綿と引き継がれ、日々の活動にしっかり根付いております。

中部経済連合会のこれまでの活動としては、経済政策への建議、産業振興に加え、第二東名・名神高速道路や国際港湾などの社会基盤の整備促進、中部国際空港や国際博覧会などのビッグプロジェクトの推進など、中部圏ひいては我が国経済発展のための活動を行ってまいりました。
最近の活動としては、次世代自動車や航空宇宙などのリーディング産業の振興、広域観光の推進やナゴヤイノベーターズガレージでのピッチイベントをはじめとする交流活動を中心にイノベーションやスタ―トアップ支援に力を入れています。

今日の中部圏は、リニア中央新幹線開業、東海環状自動車道西回り区間開通など、近い将来の交通ネットワーク充実や、中部国際空港二本目滑走路の早期実現を見据え、地域のポテンシャルを引き出し、伸ばしていくための重要な時期を迎えております。
一方で、新型コロナにより、我が国のデジタル化の遅れや、危機対応能力の不十分さなどを痛感するとともに、東京一極集中の脆弱性を改めて認識いたしました。

こうした情勢を踏まえ、中部経済連合会は、2025年迄の活動指針である「中期活動指針『ACTION 2025』」を策定いたしました。「つなぎ、引き出し、伸ばす』を指針のキャッチフレーズに、また、「付加価値の創造」、「人財の創造」、「魅力溢れる圏域の創造」の3つの「創造」を活動の柱に掲げ、中部圏の地域力の持続的向上に取り組んでいきたいと考えております。皆さまには是非、中期指針のキャッチフレーズ『つなぎ、引き出し、伸ばす』を心に留めていただきたいと思います。

当地域の広域経済団体である中部経済連合会が、広域の産学官や地域の「つなぎ役」となり、関係者の力を結集し、立ちはだかる壁や様々な困難を突破していきたいと考えておりますので、これからも、皆様のご支援・ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

最後になりますが、創立70周年の記念としまして、 中部5県にゆかりのある品物を揃えたギフトボックスを用意いたしました。新型コロナに苦戦する地域産業に少しでもお役に立てればとの思いを込めております。本日会場にお越しいただけなかった会員の皆様には、後日、郵送いたします。どうもありがとうございました。

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