１月４日(月)、ＣＢＣテレビの新春恒例番組「中部財界人新春サロン」に、水野中経連会長をはじめとする中部財界のリーダー10名が出演し、2021年の展望や抱負を語った。
水野会長は、2021年のキーワードを「産学官をつなぐ！中部５県をつなぐ！」とし、「観光、防災、イノベーションなど、中部５県が取り組むべきテーマは共通するものが多い。自治体、大学、経済界が連携を深めることで、効果も上がることから、中経連が『つなぎ役』としての役割を果たしたい」と考えを示した。また、イノベーションの取り組みについて、「ナゴヤ イノベーターズ ガレージの延べ来場者数が27,000人を超えた。本施設を起点として他のイノベーション拠点とも連携していきたい」と抱負を述べた。
続いて、日米トップ交代による中部経済への影響について、「菅政権下において、デジタル化が官民で急速に進む。新たなビジネスが生まれる可能性もあり期待している。『脱炭素』は日米共通の政策であり、さまざまな産業で技術のブレイクスルーが必要と考える。米国の対中貿易政策にも注目しており、米国が中国への関税を見直すこととなれば、中国国内で米国向けの生産が復活し、中部経済のみならず、日本の産業にとってプラスに働く」と述べた。