名古屋商工会議所と一般社団法人中部経済連合会は、今般、東京一極集中の是正に向けた検討を開始しましたので、お知らせ致します。

【 東京一極集中の是正に向けた検討のポイント】

１．名古屋商工会議所（会頭：山本亜土）と一般社団法人中部経済連合会（会長：水野明久）は、今月から、政府等に向け、東京一極集中の是正に向けた検討を開始。「共同提言」として、年明け公表を目指す。

２．新型コロナウイルス感染症の拡大を契機に、首都圏への行政や企業・人等、様々なものの一極集中が大きなリスクと捉えられるようになった。また、自然災害が頻発する我が国においては、国土強靭化やリダンダンシー確保が重要なテーマとなっているため、一極集中を是正し、均衡ある国土の発展に向けて、当地域の魅力向上と機能強化を軸に、地元経済界独自の視点で提言をまとめる。

３．提言では、当地域の魅力の最大化に不可欠なリニア中央新幹線や名古屋駅のスーパーターミナル化、中部国際空港の二本目滑走路の実現や、平時には名古屋都心部の魅力・吸引力を高め、また首都圏で有事があった際の代替機能を発揮するポテンシャルを有する三の丸地区の再開発等を踏まえた当地域のあり方を提唱したい。また、一極集中の是正に向けた政府・地元自治体への要求に加え、地元経済界として取組むべき方向性も示したい。

Ⅰ．提言の視点　
１．新型コロナウイルス感染症の拡大で改めて認識された東京一極集中のリスク解消
２．首都圏機能（政府機能、企業、人等）の分散の考え方
３．首都圏機能の受け皿に相応しい中部圏とその中心都市名古屋の魅力向上と機能強化
４．首都被災時を想定したインフラの整備・活用

Ⅱ．スケジュール　
2021年1月に公表を予定