人材育成委員会は、9月24日(木)、2020年度の第1回委員会をオンライン形式で開催し、委員長の神野副会長をはじめ24名が参加した。
神野委員長の挨拶の後、事務局が「キャリア教育共創プログラム」の上半期の利用状況および「学生と若手社員のフォ－ラム」の今後の開催予定について報告した。続いて、９月に公表したレポート「社内の幅広い人材を仕事のデジタル化やＩｏＴ、ＡＩ導入にチャレンジできる人材にするために」の概要を説明し、本レポートで提起した「専門性を持たない幅広い人材の学びなおしの場づくり」に向けた行政などとの意見交換の状況を報告した。委員に対しては、デジタル人材の育成に関するアンケートをはじめ今後の取り組みに対する協力を依頼した。
その後、本委員会が策定する提言の中間報告骨子案を説明した。骨子案は、新型コロナウイルスの影響を踏まえた日本型雇用慣行の問題点の全体像や、教育面での大学改革・産学連携に関する本質的な課題を整理し、中経連の今後の取り組みのあり方をまとめた内容である。委員からは、産学それぞれの立場におけるコロナ禍で顕在化した課題や取り組みを踏まえた意見が提示された。今回の委員会での意見ならびに今後の正・副会長会での議論を踏まえ、提言のブラッシュアップを図り、次回の委員会にて再度審議を行っていく予定である。