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在名古屋カナダ領事 表敬訪問(7/14)

7月14日(火)、シェニエ・ラサール在名古屋カナダ領事が中経連を訪れ、水野会長以下幹部と懇談した。主な発言は以下のとおり。

ラサール領事
カナダや米国は、経済・金融・メディア・芸術などの分野が各都市に分散しているが、日本は東京に集中しすぎている。東京以外への投資によって、各都市への分散を促進した方が良い。
中部圏は魅力があり、外国人も住みやすい地域である。しかし、知名度が低いので数値化したPRが必要だと考える。
例えば、IT・VR・ゲーム産業に注力してはどうか。この分野は若者の憧れの産業でもある。彼らは高度人材になり得るが、就職者が東京、大阪、福岡へ流出しているのは勿体ない。産業分野に多様性を持たせれば、中部圏は一層魅力のある地域になるだろう。 

水野会長
中部圏はものづくり地域として産業基盤がしっかりしているが、今後を考慮するとIT化、デジタル・トランスフォーメーション、イノベーションの加速が必要である。その実現に向けて産学官の広域連携を強化し、問題を解決することが大事となる。リニア中央新幹線の開業、セントレア二本目滑走路などのインフラ強化も重要な要素である。
今回の新型コロナウイルスで、東京の過密・一極集中の問題が浮き彫りとなった。その是正に向けた動きを踏まえ、中部圏を魅力ある地域にするためには、起業やIT産業の促進は重要課題となる。内閣府認定の「スタートアップ・エコシステム グローバル拠点都市」も活用し、国内外の連携を一層強化していきたい。また、カナダが注力するIT・VR・ゲーム産業も注目しているので、今後も連携・交流を継続したい。

 

 

 

 

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