MESSAGE FROM
THE CHAIRMAN

会長挨拶

水野 明久

一般社団法人中部経済連合会

会長水野 明久

CENTRAL JAPAN
ECONOMIC FEDERATION

わが国は現在、約30年ぶりの高水準となった賃上げを追い風に、長らく続いたデフレに終止符を打ち、コロナ禍からの完全復活に向けた「再出発の時」を迎えています。
一方、円安などを背景とした物価上昇が個人消費に影を落とすほか、ウクライナや中東の不安定な情勢、停滞する中国経済などの行方によっては、先行きの見通しが一層不透明になることが予想されます。
このような中においても、目の前の歴史的な転換点を確実に捉え、中部経済を一段と高い成長軌道に乗せることが重要です。

中経連は、2021年6月に策定した中期活動指針「ACTION2025」において、「付加価値の創造」「人財の創造」「魅力溢れる圏域の創造」を3本柱に掲げ、産学官・地域間の連携による地域力向上に向けた活動を展開しています。
4年目を迎える今年度は、これまで以上に「実行」にこだわり、計画を具体化し、粘り強くやり遂げることに力を注いでいきます。
とりわけ、次世代モビリティ産業の創出や脱炭素社会の実現、イノベーションの活性化に向けた活動のほか、将来世代をはじめとする多様な人材の育成、「日本中央回廊」の効果最大化に向けた道路整備やエネルギー基本計画改定に関する国への政策提言などに注力してまいります。
また、現在が中部圏のさらなる飛躍を占う分水嶺に立つとの認識のもと、2050年頃を見据えた当地のあるべき姿を描き、その実現に向けたマイルストーンと具体的な取り組みを明確にしていきます。

広域的な経済団体である中経連の役割は、当地の産学官と地域をつなぎ、ベクトルを合わせることで、社会課題の解決や中部圏の地域力向上に向けた道を切り拓くことです。
会員の皆様との連携や共創を通じ、当地の持続的発展に貢献していくためにも、変わらぬご支援・ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

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