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会長コメント

2019.06.04

第8回定時総会 豊田会長挨拶

会員の皆様におかれましては、日頃から中経連の活動に対し多大なるご支援・ご協力を賜っておりますこと、厚くお礼申し上げます。
一昨日、天皇皇后両陛下をお迎えして、愛知県森林公園にて全国植樹祭が開催されました。御即位されて最初の地方公務ということで私も少々緊張して参加させていただきました。植樹された苗木が豊かな国土の基盤となり新しい「令和」の時代を支えていくように、私ども中部経済界も新たな成長の時代に向けた基盤づくりに一層努力していきたいと気持ちを新たにしたところでございます。

さて、最近の世界情勢については、米中の貿易摩擦や次世代技術を巡る対立の激化など国際社会を巡る状況が大きく変化しております。日米貿易交渉の行方も懸念材料であり、わが国経済は当面、外部要因に左右される状況が続くと見ております。一方、AI・IoTなどデジタル技術や新素材は市場の変革を起こし、産業の垣根を崩し始めております。経験則からは先行きを予想できない時代にあって、私たちはこれまでの常識や成功にとらわれず行動を起こすことが必要であると思います。

こうした中、中経連では、将来を見据えた長期的視点とグローバルな視点での活動、会員との活発な議論、産学官連携の強化等を進め、2017年に再編した12委員会の活動を活発化させてまいりました。その結果、昨年度は計10件の提言書・報告書を策定し公表するとともに、政府への働きかけなど具体的な実行活動を積極的に推進いたしました。
今年度につきましては(1)イノベーションの対流・交流拠点の開設とプログラムの充実(2)将来を見据えた中部圏の広域的な地域づくりの推進(3)中部圏の未来を支える人材の育成(4)地域や会員との連携を強化する活動の推進、以上の4点を重点項目として位置付け活動を展開してまいります。
イノベーションの触発に向けては、さまざまな分野から人々が集い、自由に議論し、新しい価値が生まれる「場」を目指し、名古屋・栄にイノベーションの新拠点「ナゴヤ イノベーターズ ガレージ」を開設いたします。2050年を見据え、今年3月に策定した「中部圏の将来ビジョン」については、産学官をはじめとする関係者に投げかけ議論を深め、行政の計画への反映等、一つずつ実行に移してまいります。また人材育成については、教育界との意見交換、キャリア教育の拡充など具体策の展開、会員企業から講師派遣を行う「企業・人材プール」の拡充等を実行してまいります。

そして今年度、何としても実現に向けて道筋をつけたいのが、中部国際空港二本目滑走路であります。2027年のリニア中央新幹線開業に間に合わせるには今が勝負どころだと思います。様々な機会を通じて二本目滑走路の必要性を中央に訴え、実現に向けたPRを行いたいと思いますので、会員の皆様におかれましてもご支援・ご協力をお願いしたいと存じます。
また防災・減災対策の推進につきましても、昨年は各地で自然災害が発生し、中部圏においてはいよいよ南海トラフ巨大地震の発生が現実味を帯びてきております。各企業による対策の促進に資する活動を行っていくとともに、国土強靱化税制のさらなる整備、社会インフラの耐震化促進を会員の皆様と一緒になって、国をはじめとした行政機関に対して訴えてまいりたいと存じます。

私ども中経連は「自ら声をあげて動く」との強い意志をもって活動しておりますが、会員の皆様全員のご理解とご支援、行動がなければ、国を動かし課題を解決していくことは到底できません。ここにお集りの皆様が一緒になり、中部経済界が一丸となって声を大きくし行動していくことが大変重要であると強く思う次第であります。
日本を動かし世界をリードする中部圏を目指して取り組んでまいりますので、ぜひとも会員の皆様のお力添えを賜りますようお願い申し上げます。

以上

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